市川團十郎)、バラクーダ号は弁天丸というのが初期構想での名前だった[21]。また、プラスチップ島で資源を回収する場面などで分かるが、そこに落ちているゴミの形体は、例えばポリバケツなど明らかに日本製品を意識して描かれていると、評論家・岡田斗司夫は語っている[21]。岡田の推定では、この島のモデルは東京湾にある夢の島で[21]、しかしその面積はずっと大きく、東京都区部くらいあるのでないかとしている[21]。また、岡田の推定では、のこされ島のモデルは東京都心部だった地域で[21]、面積は東京都区部の1区程度、位置は小笠原諸島あたりとしている[21]。ただ、地軸が歪んでしまった(超磁力兵器の影響で地球のコアが大変化を来したはず[注 8][注 9]で、自転軸が傾いてしまった)世界なので、東西南北の位置関係が大きく変化しており、日本列島だった地域から真西に進むとロシアの沿海地方だった地域に突き当たり、そこがインダストリアだという[21]。プラスチップ島(≒夢の島)はのこされ島(≒小笠原諸島)からインダストリア(≒ロシア沿海地方)へ行く途中の地点にあると推定している(※のこされ島とインダストリアの距離は『最高時速360kmのファルコでおよそ半日かかる』と作中で語られており、この点でも辻褄は合っている[21])[21]。初期構想の時点ではまだ設定も決まっていない部分が多く、インダストリアの古い地下都市などは、小さな子供だった息子の吾朗から尋ねられた際にまだ何も考えていなかったので、そこから構想を練り始めたと言っている[21]。東映アニメの映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』でやり残したことを全部やろうと思ったとも、宮崎は言っている[21][31]。[注 10], 日本アニメーション社内班とOH!プロダクションの2班が作画として参加[36]。作画枚数は6千枚から7千枚をかけている[37]。作画監督は、大塚康生が単名でクレジットされているが、事実上、宮崎駿と大塚のダブル体制である[38]。特にラナに関しては、1話のラナの大塚の作画修整を見た宮崎駿が不満を持ち、2話以降のラナの作画監督は宮崎駿自身が行うようになった[39]。, 主題歌および劇伴をした池辺晋一郎にとって本作は初のアニメ作品であった。池辺の他の劇伴作品と比べてより明確な調性志向が強く、明るい音楽が多いのが特徴である。後述の映画版での音楽は藤家虹二。, クレジットされている脚本家は宮崎駿から渡されたシノプシスを元に脚本を執筆していたが、当時のプロデューサーにとってアニメには脚本が必要という慣例上そうしていただけで、実際にはその脚本はほとんど使われず、宮崎は直接絵コンテを描き下ろしている[40]。宮崎は脚本をあくまで叩き台として考えており、スケジュールが遅延して来たため、直接絵コンテから描くようになったと述べている[41]。, NHKのテレビシリーズをまとめた総集編『未来少年コナン』が1979年に劇場公開された。同時上映作品は、同じく日本アニメーション製作の『野球狂の詩 北の狼南の虎』。, 実写映画『海底大戦争』や『吸血鬼ゴケミドロ』などの監督作品がある佐藤肇が総監督(映画オープニングでは監督とクレジット)を務めた。物語はかなり改変されており、ハイハーバーやギガントの存在が割愛されている。主題歌を歌うのは研ナオコで、BGMはテレビシリーズと別な曲に変更されていた。, ラオ博士が死亡しなかったり、インダストリアが沈まないなどラストのストーリーは改変され[42]、テレビシリーズとはかなり異なった趣きに仕上がっている。急性声帯炎を押して収録したコナン役の小原乃梨子も複雑な気持ちだったことを明かし[43]、当時のファンの反応はあまり芳しいものではなかった。安直に総集編を劇場公開した関係者を批判する声も少なくなかった。ビデオやLDは1984年に発売されたが、現在絶版状態にある。, 本作を制作した日本アニメーションの社長・本橋浩一とニッポン放送のラジオプロデューサーだったドン・上野こと上野修が同級生だった関係から、ニッポン放送側から日本アニメーションに映画化の話が持ち込まれ、東映が製作協力と配給を行うことで製作が決定した[44]。, 監督の佐藤肇と脚本の今戸栄一は東映側のプロデューサーによる指名であった[44]。しかし、企画当初は、総監督には宮崎の就任が予定されており、雑誌「アニメーション」1979年5月号(すばる書房)で発表があり、宮崎もコメントを寄せていた。しかし宮崎はテレビシリーズの再編集というアニメ映画のあり方に反対で、テレビシリーズ全26話を劇場で上映するか、続編を新作映画として制作することを要求して衝突。この再編集版には一切関わらずに、自らの名前も監督から外させた[45]宮崎駿の作品歴から再編集版は省かれている。, 一方、映画を盛り上げるべく、1979年7月20日には、ファン1万人を集めて、日本武道館で「コナン・フェスティバル」を開催した。内容は、第1部が本作を上映しながら舞台上で声優が生アテレコを披露する「コナン・ストーリー」、第2部が作詞作曲した谷山浩子による劇場版主題歌の披露、第3部がささきいさお、堀江美都子、大杉久美子らアニメソング歌手と水島裕、神谷明、富山敬ら特別ゲストの声優によるアニメソング・ヒット・パレードというものであった[44]。, さらにニッポン放送は、映画公開の前日深夜となる1979年8月31日には『オールナイトニッポン』で4時間の生放送を行い、その中で新たに書き起こされた台本で本作の生ラジオドラマも放送された。演出は映画化を持ちかけたドン上野本人で[46]、声優もゲスト出演してファンと電話で交流したりもした[44]。, 2012年8月8日に、『夏休みアニメ特選』の1つとして本作をNHK BSプレミアムで放送[47]。この放送のために、デジタルリマスター化が行われた[48]。, 本作は、TVシリーズで人気の高かった「ギガント」「インダストリアの最期」「大団円」の3つの話を再編集したダイジェスト版である。宮崎駿は編集等にはタッチしていない。同時上映は『超人ロック』。劇場公開日は『風の谷のナウシカ』と同日だが、こちらの方はほとんど話題にならなかった。, 2Dアクションゲーム。「のこされ島」「インダストリア」「ラオ博士」「ハイハーバー」「救出」「ギガント」の6ステージで構成されている。スプライトとBG(バックグラウンド)を駆使したプログラムによるドット絵で再現したオープニングやエンディング、アニメーションシーンが挿入され、アニメと同じ声優陣による音声が流れる(ただしナレーションは阪脩、ガルは水鳥鉄夫に変更されている)。, 1995年10月20日発売。発売元:バンダイビジュアル。3DO向けのアニメのデータベースソフト。2種類のミニゲームも収録されている。, 3Dポリゴンのトゥーンレンダリングによる3Dアクションゲーム。「残され島編」「インダストリア編」「ギガント編」の3部構成。オープニングやエンディング、ゲーム中にテレビアニメから取り込んだアニメーションムービーが流れる。ゲーム中の声優は5人のみで、コナン以外は違うキャストになっている。, バンダイビジュアルが、1990年4月にレーザーディスク全7枚組のLD-BOXを39,600円で発売。バンダイビジュアルがディズニー作品の販売をしていたときのノウハウが投入され、『機動戦士Ζガンダム』のLD-BOXに抜かれるまで、『スター・ウォーズ』なども押さえてLD-BOXのセールス記録を保っていた[49]。1997年にはLD-BOXに使われたマザーを素材にDVD-BOXを発売。2001年になって、ニュープリント、ニューテレシネで新たにマスターが作成されて、日本語字幕と音声と効果音のみ収録したMEトラックも追加された仕様のDVDが再発売された[50]。さらに2008年1月には、本放送30周年記念として廉価版DVD-BOXが新たに初回限定で発売された[51]。2011年11月25日には、後述のフルHDリマスター版としてブルーレイが発売された。本編DISC(5枚組)にビスタサイズ版全話を収録した特典DISC(3枚組)が付属している。ニューマスターのDVDに収録されていたMEトラックは省かれたが、ノンテロップのオープニングとエンディング、第1話絵コンテ、イメージボードギャラリーが収録されている。, LD-BOX発売の際、第5話のレプカの「人非人(にんぴにん)」のセリフがカットされ以後DVDでもカットされたままだった。再放送では第3話のドンゴロスの「脳天パー」も合わせてカットされたこともあった。ブルーレイはいずれもカットされていない。, NHKで放送された「未来少年コナン」は29分の時間いっぱいに製作されたため、民放での放送はCMを入れるために再編集が施された。, フジテレビで初放送されたバージョンは、オープニング、エンディングの音源をオリジナルカラオケに差し替えて短く編集され、アバンタイトル(第2話以降)や予告、A、Bパートの間のパタパタアイキャッチはカットされている。本編A、Bパートは編集されていない[注 12]。地方局や独立局での放送ではこちらが使用されている。, 日本テレビでは1997年に独自にオープニングのみ歌入りで短く再編集したものを使用し、アバンタイトル(第2話以降)とA、Bパートの間のパタパタアイキャッチ、エンディングはカットされたが、本編A、Bパートの編集はされなかった[注 12]。1998年の再放送では再度オープニングの編集がなされ、1997年放送時とは別の短縮版となった。, テレビ東京ではアバンタイトル(第2話以降)とオープニングとA、Bパートの間のパタパタアイキャッチを省略し、エンディングのみフルで放送されたが、CM枠確保のため本編の一部がカットされた。, 2012年からは、マスターネガよりテレシネを再び行いフルHD画質にテレシネされたデジタルリマスター版が製作、放送された。これまで横4:縦3のスタンダードサイズで制作されたものが、上下をトリミングされた16:9のビスタサイズに変更された[52]。, 地方局や独立局はオープニング・エンディングの短縮とアバンタイトル、予告、パタパタアイキャッチを省略し放送。2013年からはアニマックスでも放送され、パタパタアイキャッチや予告が追加されている。, 2013年にはNHKが開局60年を迎えるのに併せ、2012年12月30日にNHK総合テレビのNHKアーカイブスで“テレビ60年”特集の1回目として第1話がHDリマスターで放送された。こちらは本来の放送形態に近づける形で放送されたが、エンディング最後の「NHK」は表記されず、予告やパタパタアイキャッチも省略された。, 2020年4月、政府が公表した新型コロナウイルス(COVID-19)に伴う緊急事態宣言の発令により制作スケジュールに影響が発生し、5月4日(3日深夜)に放送予定だった『キングダム』第3シリーズの第5話以降が放送延期となったため[53]、再開までの代替番組として本作のHDリマスター版がNHK総合テレビにて放送された。予告(第5話以降はカット)やパタパタアイキャッチ、アバンタイトル(第1話のプロローグ部分)などを含めた29分のオリジナル版の放送は、初回放送から数えて42年ぶりで、HDリマスター版では初となった。但しこちらもエンディング最後の「NHK」は表記されず、エンドカードの表記も初代ロゴではなく2020年4月から使われている丸ゴシック斜体に変更されている。11月1日深夜にアニメ「未来少年コナン」最終話が放送されたが大阪都構想の住民投票の開票速報が長引き、録画に失敗する人が続出した。そのため最終話のみ22日午前2時35分から総合テレビで再放送する。, ここでは、本作に直接関係した個人の自著とそれに近い文献のうち、本作が出典に用いるほどの重要な事柄について言及しているものに限って列記する。当該人物は太字で表記する。, 海外との合作を含めればこの限りではなく、1970年にアメリカのランキン/バスプロと日本の, 第19話ではまだコナンと敵対しており、彼に発砲する場面が見られたが、大津波がハイハーバーを襲った際には、コナンがダイスにモンスリーを助けるよう頼んだことで危機を脱している。, モンスリーはのこされ島でおじいと対峙した際、自分の口から最終戦争での悲惨な経験を話している(第1話)。当時8歳だったモンスリーは、最終戦争で家族を失った上、大津波に巻き込まれてしまっていた。気を失って海上を漂流していたところをガンボートに保護されたことで、インダストリアに移住したことが判明する(第19話・モンスリーの回想より)。, なお、出回っている書籍やウェブサイトなどの解説のなかには、「地殻にまで影響が及び…」などといった記述も見られるが、, 第1話のプロローグ部分(第2話以降はアバンタイトルとして使用)は尺の関係でカットされた。, 『朝日ソノラマ ファンタスティックコレクションシリーズNo.15 未来少年コナン』 (1978).