利用環境│ M16だけじゃなくFALや上から弾倉を挿す、知らない銃もW, ◉「デンジャー・クロース 極限着弾」を観て帰ってきた。 〈デンジャー・クロース〉というのは自陣営が巻き添えを食らうぐらい至近距離の支援砲撃を指す軍事用語(俗語?)だそうで、劇中では正規軍の北ベトナム人民軍(NVA)と非正規民兵組織の南ベトナム解放戦線(NLF、これがいわゆるベトコンらしい)の合同部隊の猛攻を受けたオーストラリア・ニュージーランド混成軍の中隊がここままじゃどうせ全員死んじゃうからっていうんでデンジャー・クロースの要請を出す。死なばもろもと、生き残ればもうけものだ。それぐらい切羽詰まっていたのが通称「ロング・タンの戦い」、オーストラリア・ニュージーランド混成軍がベトナム戦争中最大の戦死者を出した戦闘なんだとか。へぇ、世の中知らないことだらけだ。そんなの全部知らなかったよ。, っていう歴史童貞ミリタリー童貞の俺ではあるが大興奮でしたよこの映画。疚しいことは隠さずに先に言っておくがぶっちゃけ各キャラクターの関係とか作戦内容とかよくわからん点が多かった。軍服着て泥と血にまみれてりゃ誰が誰かの見分けもつかん。でもね! そんなんじゃないんです。そんなんどうでもよくなる面白さがあった。, オープニング…ざっくりした状況説明テロップが出たのち、ベトナムのジャングルにオーバーラップするNLFと思しき兵隊の突撃姿、やがてジャングルは爆撃されて兵隊は心なしか『プラトーン』的なポーズを取って倒れる…というこの安い絵面に頭の中のB級スイッチがオッ? に入りかけるが、ところがどっこいそこから先は一言で言うならばベトナム戦争版『ブラックホーク・ダウン』です。『ブラックホーク・ダウン』ばりの大激戦っぷり。軍事なんか全然わかんないけど『ブラックホーク・ダウン』超おもしろいからな。だから『デンジャー・クロース』も超面白いのだ。, 俺の琴線に触れたのは群像劇ともちょっと違う機能主義的な作劇だった。たとえば観客に近い主人公を一人置いて、その戦場での経験と心境の変化をドラマとして見せる戦争映画ってあるじゃないすか。『プラトーン』とかそうっすよね。でもこれはそういうのじゃなくて、個人のドラマというものがそんなに無い。別に無いわけじゃないんだけれども圧倒的な状況に対して芽生えるもの、という立ち位置で、個人のドラマよりも戦場の状況の方が前に出てくる。, 状況が前に出てくるってことはその状況を作り出すものも前に出てくるわけで、それは具体的には何かっていうと、最前線の小隊からの無線連絡が後方の中隊に行って、まずそこで何かしらの判断がある。でその判断は今度は司令部みたいなところに行って、そこで大局を見た別の判断がある。そこから迫撃砲部隊に支援砲火命令が出たり座標の連絡があって、その支援の結果を受けて最前線から再び連絡が…みたいな戦場のフィードバック・システムと各兵士の軍隊の中での機能の描写。, これがかなりリアルな感じ(感じなのでリアルかどうかは知らない)で、俺こういう風に組織がどう動くかっていうところに焦点を当てた物語がすごい好きなので、そうか戦場はこうやって作られるのか、軍隊はこんな風に動くのか~ってもう、興味津々でしたよね。前線から後方部隊へ、後方部隊から…って風に戦場の遠心力に引っ張られてどんどん戦闘に関与する人間が増えていくあたりゾクゾクもんですよ。米軍の支援機が現われた時には鳥肌だったね。, 戦闘シーンの迫力はもちろん『ブラックホーク・ダウン』もそういうところが面白かったが、その機能主義的作劇の何がイイって戦場じゃ人間なんか機械の代替物でしかないんだよみたいな身も蓋もなさです。これも『ブラックホーク・ダウン』と被るところだが見てご覧なさいなオーストラリア・ニュージーランド混成軍に襲いかかるNVA・NLAの兵士たちを。防御なんかまるで考えずただただ銃もしくは銃剣もしくはそれもなければマチェットを手に突進してくるその姿は『ターミネーター』に出てくるアンドロイド兵士のようではないですか。, 愛国的な映画だし「ロング・タンの戦い」で犠牲になったオーストラリア・ニュージーランド兵を讃えるために作られた(とはいえ、この戦闘でのオーストラリア・ニュージーランド側の戦死者は18人、一方NVA・NLA側は245人も死んでるので、数を競ってもしょうがないがオーストラリア・ニュージーランド混成軍の悲劇である以上にNVA・NLAの悲劇なのだが)とパンフレットに制作動機が書いてあるぐらいだから敵側にあまり関心を向けないのは当然だが、追悼目的でリアルに戦場を再現しようとしたら軍隊の機械性とその中で踏み潰されていく個人のドラマ、そうしたものを強いる戦争の厳粛な狂気が露わになってしまって結果的に身も蓋もない冷徹で平等な視点を獲得しているのがこの映画なのだ。, 敵も味方もなくただただ人間が血を流す機械として壊れていく光景が刻々と変化していく天候…濃霧に覆われて数メートル先も見えなくなったり、ゲリラ(まさに!)豪雨にずぶ濡れになったり、雷が直撃したり…の中で繰り広げられるが、その荒々しい生きた自然と機械化された人間たちの戦闘の対比は一種幻想的なムードを醸し出して、なにやらリアルを突き抜けて不条理劇のようにも見えてくる。平等であるとは残酷であるということだ。そして残酷であるとは不条理であるということだろう。その意味で実録戦記ものを超えた奇妙なおそろしさやうつくしさを俺はこの映画に感じた。, 手持ちの武器を総動員した激しい白兵戦と度重なる迫撃砲の砲撃・米軍の航空支援で戦地となるゴム林は白い樹液をまき散らしながらズタズタに引き裂かれ焦土と化していく。まるで世界の終わりのようであるが、米軍の航空部隊が正確な爆撃目標を立てられないと知るやあっさり別の戦域へと離脱してしまう(オーストラリア・ニュージーランド混成軍は自前の航空部隊を出しておらず、航空支援は米軍に要請するほかなかったとのこと)ように、こんなものはしょせんどこにでもある局地戦に過ぎないのであった。, ならばせめて埋もれた犠牲者に光を…とこうして映画化されたわけですが、いやぁ、堪りませんねぇ、この、破壊と死体と兵器に彩られた過酷で過剰で空虚な戦場。そんな意図はないはずなのだがこんな戦争にはなんの意味もないと言わんばかりだ。意味を失ったこの世ではないような空間で一寸先のランダムな死に怯えながら兵士たちは戦争機械の歯車になる。この戦場では全てが一つだ。兵士も兵器も司令部も、自陣営と敵陣営もが一丸となって戦場の破壊だけを目指して動き続けるのだ。だからこそ、そこに反動として芽生える兵士個々人の小さな人間性がドラマを生むんである。, ジャングルを神話的に捉えた映像美もまたすばらし、たくさん出てくる兵器もすばらし(なんでもオーストラリアの特製機関銃オーウェンガンの大活躍がミリオタ的見所なんだとか)、砲撃を受けながら紅茶の飲んだりするのほほんユーモアとそれとは対照的な唐突な死の描写もすばらしければ、冷たくも暖かくもない、ただそれが自然の成り行きであるような戦闘シーンは最高にすばらし。はいはい、傑作傑作。傑作でーす。, ※エンドロールにこの戦いに加わったオーストラリア・ニュージーランド混成軍の兵士たちのご本人画像と演じる俳優の答え合わせみたいなやつが出てくるが、別に歴史上の人物というわけでもないのにわりとどの役者も本人にちゃんと似ていて作り手の本気感があった。, おもに『ラスト・サムライ』の原案と製作総指揮を務めたことで知られるニュージーランドの異端派映画監督ヴィンセント・ウォードによる幻視的な戦争映画。英米流の戦争映画を期待すると肩すかしでは済まず肩パンを食らうと思うがおもしろいです。ちなみにベトナムものではない。. 北ベトナム軍は本当にあんな戦い方したのだろうか、 ベトナム戦争中の1966年に、オーストラリア軍と南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)軍が繰り広げた“ロングタンの戦い”を描く戦争映画。味方にも危険が及びかねない至近距離に砲弾を放つ“極限着弾”を要請するほど激化した戦いを映しだす。『殺し屋チャーリーと6人の悪党』のクリフ・ステンダーズがメガホンをとり、オーストラリア軍D中隊を率いるハリー・スミス少佐を『ウォークラフト』のトラヴィス・フィメルが演じる。-Movie Walker-, 1966年8月18日未明、南ベトナムでベトコン部隊の急襲を受けたオーストラリア軍司令部。敵部隊の発射地点を突き止めるべく、スミス少佐率いるオーストラリア軍D中隊は偵察に向かうが、この部隊に属する徴集兵は若く経験も不足していた。やがて部隊はベトコン兵を目前に捉えるが、絶体絶命の窮地に追い込まれてしまう。そこで少佐は、味方をも危険にさらしかねない“極限着弾=デンジャー・クロース”を本部に要請する。, ※皆様からの感想や口コミも随時募集しています☆ これどうやって撮ってるんだっていう映像も音楽もよかった。, ◉『デンジャー・クロース 極限着弾』 デンジャー・クロース 極限着弾の映画レビューを投稿する こんなことを14~15年も続けてきたそのワケを考える機会としたいです。 (投稿日:2020年6月21日) 最近カメラ趣味に目覚めてちょこっとアウトドアになりかけです。, 【映画】『アダムス・ファミリー(2019)』を観た!!アニメにしか出来ない表現でアニメ化大成功!, 【映画】『デンジャー・クロース 極限着弾』を観た!!何よりもベトナム軍の猛攻撃が怖い, 【映画】『ランボー ラスト・ブラッド』を観た!!スタローンの完全新作でも良かったのでは!?. 久しぶりにエンドロール長いなと思った映画でもあった。, ベトナム戦争時のオーストラリア軍の実話を映画化。 var stT = 0; var downloadTime = 0; TOP 仲間を見捨てない男たちの絆に痺れるストレートな戦争アクション。 映画は全編戦闘シーン。緊迫感があってまあまあ楽しめた。 -アーロン・グレナン, アレクサンダー・イングランド, アンソニー・ヘイズ, クリフ・ステンダーズ, スチュアート・ビーティー, ダニエル・ウェバー, トラビス・フィメル, ニコラス・ハミルトン, ピックアップ, マイルズ・ポラード, マット・ドーラン, リチャード・ロクスバーグ, ルーク・ブレイシー, エンジョイシネマからの最新情報や最新記事を購読希望の場合は、以下の購読ボタンをクリックしてプッシュ通知を受け取ってね♪. 広告掲載│ 映画『デンジャー・クロース 極限着弾』は、 ベトナム戦争史上最も過酷といわれた「ロングタンの戦い」を描いています 。 オーストラリア軍108人対2,000人のベトナム軍と … } 以下の購読ボタンをクリックしてプッシュ通知を受け取ってね♪ グロい描写も無く女性にもお薦めなベトナム戦争映画、 > 司令部を示す01(ゼロワン)の言い方が仮面ライダーのイントネーションと同じでちょっと面白かった。, ◉『デンジャー・クロース 極限着弾』観た。 } else { 厚い信頼関係を結ぶのはお約束とはいえ胸が熱くなる。, ◉『デンジャー・クロース 極限着弾』 時折入ってくる汗だくの上裸マッチョの砲弾部隊のシーンが最高でした。, 面白かった!!!戦争映画詳しくないのでよくわからんが、自分は楽しめた。 document.write('ゲスト さん [ ログイン ] '); ベトナム戦争時圧倒的数の敵兵たちに囲まれながらも こいつは生き残るかな?とか予測を悉くへし折ってくる。 ついさっきまで談笑してた相手が次の瞬間死体になってる恐怖と緊張感。 『デンジャー・クロース 極限着弾』は、ベトナム戦争で. 中隊長の少佐と反目していた軍曹や二等兵が var login_f = false; 今年は戦争物での傑作が多いですね。, ◉「デンジャー・クロース極限着弾」 document.write(' [ マイページ / 登録情報|ログアウト ] '); NAM戦映画ですが主役はオーストラリア軍で、 最初っから最後まで息をつく暇が無い!, ◉「デンジャー・クロース 極限着弾」 (c) 2015 - 2020 映画にわか All rights reserved. var url; 極限戦闘映画『デンジャー・クロース 極限着弾』感想文 投稿日: 2020年6月21日 2020年6月21日 作成者 さわだ カテゴリー 居眠り映画館 タグ お仕事映画 , アクション , 伝記・実録 , 大破壊映画 , 戦争・ミリタ … オーストラリア軍と南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)が繰り広げた 「ログンタンの戦い」を映画化したオーストラリア版戦争アクションである。 1966年8月18日未明の南ベトナム。 【みんなの口コミレビュー】舞台『Fate/Grand Order THE STA... Copyright© ENJOY CINEMA|映画の感想ネタバレ口コミ評判あらすじ結末 , 2020 AllRights Reserved. 敵と接触してからは苛烈な戦闘がひたすら続き、 上映中の映画のみんなの口コミ、評価、感想|ENJOY CINEMA エンジョイシネマ, 6/20〜6/21の映画興行収入・動員数ランキングTOP25!初登場1位『ドクター・ドリトル』, 【デイリーランキング】11/9の映画興行収入・動員数ランキングTOP25!1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』, 11/7〜11/8の映画興行収入・動員数ランキングTOP25!V4達成!『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』, 【映画みんなの口コミレビュー】映画『ジオラマボーイ・パノラマガール』の感想評価評判, 【デイリーランキング】10/23の映画興行収入・動員数ランキングTOP25!1位『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』. お問い合わせ. »ガイドライン違反報告, ベトナム戦争に参加したオーストラリア軍が行った、1966年8月の「ロングタンの戦い」を描いた作品。南ベトナムの農園地帯・ロングタンでオーストラリア軍がたった108人で、南ベトナム解放民族戦線の2000人と対峙し、わずか18名の死者だけで退けたという本当にあった作戦。迫撃砲の自部隊への「至近着弾(デンジャー・クロース)」が、その作戦を可能にしたという史実を基に、無限ともいえるほど湧き出てくるベトコン相手に、ひたすら撃って撃って撃ちまくる(時々撃たれる)シーンだけの映画でした。シナリオはグダグタ。まさか令和の世に「中隊長、国に帰ったら俺、婚約者と結婚式を挙げるんですよ」ってセリフを聞くとは思いませんでした。上長(大隊長・准将)がクソ野郎とか、テンプレのあらし。映画としては正直面白くありません。ただ、ミリタリー系映画好きとしては、戦闘シーンを丁寧に描いているだけで、多少採点は甘目に。エンディングで、演じた役者と実際の兵士の写真を並べて見せるのですが、近年稀に見る、まったく似てない感がすごかったです。 } どの程度脚色されてるのだろうかなどと考えたが、そもそも俺ベトナムが何処か知らないわ, ◉『デンジャー・クロース 極限着弾』 映画『デンジャー・クロース 極限着弾』を観た人の感想、評価、口コミ ※皆様からの感想や口コミも随時募集しています☆ 下記のコメント欄にお気軽に書き込んでください! レビュー, 終始、戦闘シーンの連続です(戦場での娯楽(歌謡ショーみたいなの)が少しあります)なので、映画にストーリー性を求める人にとっては「内容のない」という形容をされるかもしれません。ただ、戦闘の描写の真偽は別として、この映画の内容が歴史的事実であるときちんと理解した時に「ベトナム戦争って何?何故?」「戦争って何?何故?」「何故、殺し合うの?」「ベトナム戦争ってアメリカがベトナムの共産主義化を阻止するために闘ったんじゃあないの? オーストラリア?何故?」という問いが浮かんできます。映画の中に、婚約者を国に残してきたという若者が登場しますが、この若者は徴兵制と志願制のどちらでベトナムに来たのだろうか・・・。その時、どのような事情があったのだろうか・・・という思いもわきました。この映画の元にある史実は1966年こと。この2年後の1968年位からアメリカでは反戦運動が盛んになっていき、1973年の全面撤退へと進みます。アメリカは徴兵制でしたがこの頃から徴兵拒否者が続出していったそうです。そりゃあそうです。こんな殺し合いの場に、誰が好き好んでいくのでしょうか・・・「こんな殺し合いの場を、もう二度と作ってはいけない」そういうメッセージを、私はこの映画に読み取りました。こういう戦闘シーンだけの映画を観るのであれば、ベトナム戦争の起因とその時のアメリカ、ソ連、中国、日本などの対応、そしてその後のこと・・・について学ぶことも、また必要なだと思いました。それで、映画を観た帰りに本屋に寄って「わかりやすいベトナム戦争」(光人社/NF文庫ノンフィクション)を買いました。戦争の意味を戦闘シーンと(娯楽シーンとの対比も含めて)「戦争って何?」「戦争なんかしたくない!」という思いをさせる映画だと思います。戦闘シーンのリアルさ、自己保身に走る上官に対する部下の葛藤、娯楽シーンとの対比、そういうのを含めて☆4つにしました。 『デンジャー・クロース 極限着弾』の感想 あまりにも過酷な戦場に立ち向かう若き兵士たち. »ガイドライン違反報告, 互いのキャラへの愛が爆発!『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』4ショットインタビュー【後編】, 「みんな本気すぎた」アフレコ裏話を語る『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』4ショットインタビュー【前編】, 「鬼滅の刃」ヒロインにハーレイ・クインも!ハロウィンを沸かせた美麗コスプレ20連発, 会社概要│ if (login_f) {