羽生善治が再び五冠王となった2000年度。この年度に羽生が記録した最多対局、最多勝数はいまだに破られていない(2019年3月現在)。充実する棋界のトップランナーについて、作家の目にした珠玉のエ … 佐藤康光・対羽生善治戦通算成績 . 先手と後手について:手数を見て頂き、奇数で なら先手、偶数で なら後手、 の場合はそれらの逆となります. 将棋世界1994年2月号、天野竜太郎さんの第6期竜王戦七番勝負第6局〔佐藤康光七段-羽生善治竜王〕観戦記「佐藤、羽ばたく」より。 シンガポールで行われた第1局。 8七歩~ 8六歩~ 8五歩という羽生マジックから2ヶ月近くが経った。 あの時の 将棋世界1994年2月号、天野竜太郎さんの第6期竜王戦七番勝負第6局〔佐藤康光七段-羽生善治竜王〕観戦記「佐藤、羽ばたく」より。, シンガポールで行われた第1局。▲8七歩~▲8六歩~▲8五歩という羽生マジックから2ヶ月近くが経った。, あの時の控え室の興奮。羽生の見せた勝負術の凄さを思うと、第6局で羽生がカド番に立つことになるとは正直思わなかった。, 山形空港へ向けて飛ぶ飛行機の中でいろいろ考える。このまま佐藤が押し切るのか。それとも最終局へともつれ込むのか。, 昨年の竜王戦では、先にカド番に立ったが、逆転で竜王に復帰している。棋王戦でも先にカド番に立ったが、やはり逆転している。相手はいずれも谷川である。, なんと言っても五冠王である。簡単には終わらないであろうという羽生ブランドへの信頼めいたものもある。, 順位戦は快調に飛ばしているが、王将リーグでは、森内、村山といった同世代に苦杯を喫している。, 3年前に竜王を取られてから、羽生の頭には、谷川将棋の克服、光速流の攻略といったことが大きくのしかかっていたと思う。谷川将棋という高い壁を乗り越えようとしている時に出てきたのが、1年前まで研究会で腕を磨きあってきた仲間である。, 佐藤にしろ、森内、村山、いずれも1年ぶりの対戦である。彼らが、この1年で予想以上に大きくなってきたのか、あるいは七番勝負の後半、羽生が調子を落としてきたのか、棋力のない記者には分からないが、羽生ファンには気にかかる材料に違いない。, 対局場の「滝の湯ホテル」へ着いたのはお昼過ぎ。控え室へと入っていった記者を待っていたのは予想外の展開だった。, これは、当然記者だけの疑問でなく控え室全員の疑問とみえ棋譜が1局取り寄せられていた。2日前の棋王戦、佐藤-谷川戦である。, 先手は佐藤、指し手は▲2六歩△8四歩と続き相掛かりへと進展していった。結果は、佐藤の勝利。ただし途中では谷川良しではという評判だった。, そろそろ先手での戦法の変え頃と思ったのかどうか、いずれにせよこれまで全勝していた矢倉を採用しなかったのは並ではないところなのだろう。, 実はこれは去年の竜王戦の挑戦者決定戦三番勝負第1局と全く同じ進行なのである。対局者は、本局と同じ、羽生-佐藤。ただし先手が羽生で後手の佐藤が勝っている(その後の2局、3局を羽生が連勝し谷川から竜王を奪取したのはご存知の通り)。, 1年前を思い出しながら進めていったことは容易に想像できるが、2日前に谷川と相掛かりを指してる佐藤はこうなることを予想しながら(あるいは、希望しながら)進めていたのだろう。, △8一飛は、羽生の△4四歩に続く本局二度目の長考。この辺りからどこで1年前と決別すべきかという羽生の苦悩が始まった。この56分で(後手番でもあるし)ある程度ついていこうと決めたのかもしれない。, 最近の若手は盤上一筋で昔の将棋指しと違い面白味がないなどという声もあるが、この二人の対局中の動作は見ていて飽きない。, 羽生は、頬杖をつくような格好で考え込む。時には身をよじるような動作を見せることもある。佐藤は無意識なのだろう、ときどき頬を膨らます。リアルタイムでお見せできないのが残念なぐらいだ。, 2日目朝、佐藤が定刻9時の20分程前に入室、10分程して羽生が入室。記録係の三浦四段(奨励会の日とかち合った関係で四段の三浦君の記録となった)の読み上げで1日目の指し手が進められていく。, ロビーへ降りてみた。ラウンジには、大型モニターが据えられ、ここに対局室の様子が映るので一般の方も指し手をリアルタイムで追うことができる。そこから少し離れたところにはがっちりとした盤が置かれやはり竜王戦が並べられている。伝令役となった人がモニターを見て指し手が動くと伝えにくる。, コーヒーを飲みながらモニターを見る人、盤上の駒を動かし検討する人、竜王位が移動するかもしれないという共通の面持ちのようにも見えた。, 同じフロアにある大盤解説場も立ち見のお客さんが出るほどでホテル全体が熱気に包まれているかのようだ。, 控え室に戻ると、もう終局間近という雰囲気。佐藤が▲2二とと引き、勝ちを宣言したところだった。, 対局室に入ってみると、何かにじっと耐えているような、羽生の表情があった。主催紙記者の簡単な新聞用の談話取りがあり、感想戦に入った。5分、10分、少しずつ羽生の表情に赤味が差し生気が戻ってきた。, 羽生世代同士の対決だったが、より一層、羽生世代の時代の到来を告げるような流れとなった。, 羽生善治五冠(当時)は四冠となったものの、ここから1994年中に名人、竜王を奪取して六冠に、1995年は六冠を保持し続け、1996年2月に七冠となるのだから、あらためて、本当に凄いことだったのだと感じさせられる。, 「記録係の三浦四段(奨励会の日とかち合った関係で四段の三浦君の記録となった)の読み上げで1日目の指し手が進められていく」, 盤側は、左から観戦記担当の武者野勝巳六段、副立会の富岡英作七段、正立会の広津久雄九段、記録係は三浦弘行四段(段位は当時)。, 三浦四段は、この年の7月から10月まで12連勝をするなど、非常に高い勝率をあげていた。, 左からNHKの吉川精一アナウンサー、林葉直子倉敷藤花(当時)、滝の湯の女将の山口隆子さん、若女将の山口喜代さん、森下卓七段(当時)。, 山口喜代さんは山口隆子さんのお嬢さんで、1993年4月~6月のNHK将棋講座「森下卓の将棋相対性理論 だれでもわかる駒運びの真理」で聞き手を務めていた。, 羽生四冠は二度目の失冠で、前回(1990年竜王戦)の時の対局場も「滝の湯」だった。, しかし、この二度目の失冠の1年後の1994年竜王戦七番勝負、羽生五冠はこの「滝の湯」で佐藤康光竜王を破り、竜王位を奪還している。, 天童温泉ほほえみの宿滝の湯 『笑顔』 Yamagata Tendo onsen TAKINOYU smile, 羽生善治五冠(当時)「道でよく声をかけられるようになりました。ほとんどがおじさんですが女性もふえました」, 佐藤康光竜王(当時)「あっ、あれ、覚えていないですね。忘れっぽい性格なんです(笑)」, 「三番勝負の初戦を落として後のない先崎は、いささかハデな格好で対局場に現れた。『ジャンボ尾崎が着てるような感じの柄のシャツですよ』と聞いて、おおっ、と思う」, 「一足先に四段になった村山聖が杉本昌隆三段の将棋を『振り飛車の本格正統派』と評したことがあった」. 【動画】羽生善治、森内俊之、佐藤康光“羽生世代”揃い踏み 濃紺の羽織に青の着物で颯爽と登場した羽生九段。 一方、明るい羽織に渋い緑の着物という豊島竜王という、対照的な和服姿に、中継していたABEMAで解説していた飯島栄治七段(41)、飯野愛女流初段(33)も注目していた。 日本将棋連盟の 竜王戦 のページです。日本将棋連盟は伝統文化としての将棋の普及発展と技術向上や将棋を通じた交流親善などを目的とした公益社団法人です。 No. ã¥éç¥ãéãã¾ããéç¥è¨å®ä¸è¦§ãããã¤ã§ãè§£é¤ãã§ãã¾ãã®ã§ãæ°è»½ã«ãç»é²ãã ããã, éç¥ã®è¨å®ã¯ãã¤ã§ã夿´ã§ãã¾ãã.