アイキャッチは8話の練が引越し屋さんに戻って弁当を食べるシーン。練(高良健吾)が柿谷運送に戻ってきて、この3人で烏龍茶を飲むシーンがグッときすぎて大好きなのだ。, Netflixに坂元裕二『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が登場してからおよそ1ヶ月。現在放送中の同じく坂元裕二脚本『anone』と並行して観続け、昨日ようやく全10話を完走したところである。まっこと面白い。テレビドラマとはこんなに面白いものだったのかと、齢25にしてようやく気付きました。世の若者はこんな面白いものを観ていたのかどうして教えてくれないんだと憤慨したものです。, ともかく、インプットしたらアウトプット。感想戦行きます。(多少のネタバレを含みますのでご注意), 坂元裕二作品は、社会が抱えている歪みをエグいくらいに真正面から描き切る。今作においては経済的な格差だったり、介護にまつわるあれこれだったり、震災であったり。それらがあまりにもまっすぐ描かれるものだから、視聴者はギュッと胸を締め付けられる訳だが、そこにはしっかりと描かれる希望もあって、そこの塩梅に僕らは救われる訳です。, 特に東京という街は、この作品においては人外ひしめく恐ろしい天外魔境のような描かれ方をする。ブラックな介護施設、第一部における佐引の理不尽さ、若者を搾取する怪しい派遣会社。田舎者である練や音(有村架純)は、その美しく優しい心が故に、故郷と東京のギャップに苦しむ。, だがしかし、そんな2人を引き合わせたのもまた東京という街なのである。坂道の多い雪が谷大塚という街、バスの後ろから3列目、捨てられていたサスケ(子犬)。, 僕は昔から上京組に対する憧れが結構強くてですね。くるり『東京』然り、チャットモンチー『東京ハチミツオーケストラ』然り、地方から東京に来た人たちのエピソードって大好きなんです。ただ、ずっと東京近辺で育った僕にはそれは描けない。だから憧れている訳なんですが。, そんな訳で今作『いつ恋』みたいに、強烈に故郷とか田舎を感じさせる物語って、それだけで大好きなんですよね。, 第一部では主人公・練の職場の先輩としてとんでもない憎まれ役を演じたこのキャラクター。小室哲哉のブレーンだの、ウサイン・ボルトの師匠だの、終始胡散臭い虚言を撒き散らす幼稚で矮小な彼。ところが蓋を開けてみれば何てことはない、彼も練と同じ故郷を持ち、練と違って東京に夢破れた男の一人なのだ。, とはいえ佐引は敗者ではあるものの弱者ではない。職場には舎弟のような後輩がいたり、仕事では土下座も厭わない強かさを持っていたりと、東京の街で、彼はそれなりに上手くやっている。そんな彼が第5話で故郷の会津に帰る練にこぼした、, というセリフには彼の人間味だったり哀愁だったりが溢れすぎていて、目頭が熱くなるのを堪えきれない訳で。いっそこのドラマのベストシーンであると断定してしまおう。, 音に練の職場を教えて引き合わせたのは彼だし、不器用に練に手渡した誕生日ケーキは二人を同じテーブルに座らせた。間違いなくこの作品のキーマンの一人である彼は、人間の善悪という、この物語の主題の一部をも担っている。, 第一部では金髪と黒髪の混ざり合った安っぽい髪色が、第二部においては黒髪になっている。この髪色の変化は当然彼というキャラクターの変化を表していて、第二部からは人が変わったように良い面しか見せない。第一部で嫌な奴だった事もあり、そのギャップに抗いようもなく僕らは佐引というキャラクターを愛してしまう。憎まれっ子世に憚るという訳だ。, 第二部ではいかがわしい仕事に就き、人が変わってしまった練という人間。貧しさや悲しみは人をいとも簡単に曲げてしまう。そんな主題を、その身を以て表していたのが佐引というキャラクターなのである。, 坂元作品において、一番の見所は何と言ってもセリフ、モノローグの素晴らしさであろう。随所随所に散りばめられた名言の数と密度たるや、他のドラマの比にならない。, という音がなくなった母に宛てた手紙も。いずれも僕らの心を深く打ち、物語を綺羅星のごとく彩る。坂元裕二の脚本を書く力、略して脚力(ナイツネタです)の成せる技なのである。, 私は新しいペンを買ったその日から、それが書けなくなる日のことを想像してしまう人間です。, こんな長文を書き起こしてしまう僕の暴挙を許してほしい。全くこの第一文の破壊力ったらとんでもなく、あまりの切なさと文章力に完全にノックアウトされてしまった訳です。, さて、ここまで高評価のみを述べてきましたが、率直に申し上げて、第1部に比べて第2部はちょっと微妙ですよね。, 練が辞めると言った瞬間に一緒に仕事を辞める晴太の謎さ、晴太と小夏の恋路の薄っぺらさ。クライマックスを控えた音が階段から突き落とされるというお決まりシーン。, 特に突然明かされる晴太の出自と必要性を感じない二人のラブシーンが、このドラマの濃密な切なさを薄めているのは間違いないし、クライマックスを控えた主人公を、階段の上で揉めさせるなどというステレオタイプなど、この作品では見たくなかった訳です。, 大きく目につくのはその辺りですが、1〜5話は全体的に物語が濃密にまとまっていたのに対して、後半は必要性の薄いエピソードが多いなぁという印象。, 作中で音も言っていた通り、悪いところは目につくのに、良いところはよく探さないと見付けられない。僕は心に残った数々の名言と二人のハッピーエンド、それと佐引が見られただけで満足です。, 勘の良い人はお気付きの通り、ヒコさんの書くブログ『青春ゾンビ』を愛読しております僕です。影響を受けやすいので、自分の好きな人が好きだと言っているものは全部観たくなる訳です。, 『最高の離婚』『問題のあるレストラン』『それでも、生きていく』あたり。Netflix頼む。. カテゴリ「坂元裕二脚本のテレビドラマ」にあるページ. そして説明をするため“だけ”の言葉は極力排除され、紋切り型に捕われない多面的な要素を含んでいるからこそ、一つ一つが響くセリフになっているのです。 このカテゴリには 30 ページが含まれており、そのうち以下の 30 ページを表示しています。 最高の離婚に関しては、当ブログで詳しくご紹介していますので、そちらを是非ご覧ください!!, 全国で100万を越えるシングルマザー。貧しい経済状況と精神的負担の中で、愛する子供の為に必死に生きる女性たち。そんなシングルマザーの生きざまと純粋な親子愛を描いた物語。, いやぁ…苦しぃ…wこんな自分で大変大変、疲れた疲れたなんか言っちゃだめだよねぇって思ったΣ(*゚д゚艸)とにかく田中裕子さんが良すぎ( °̥̥̥̥̥̥̥̥з°̥̥̥̥̥̥̥̥)大好きです、田中裕子さんでなんだか悲しみ辛さが倍になるw, 辛い過去を持ちながらも、地方から上京し今を懸命に生きる若者たちが繰り広げるラブストーリー。主人公二人の出会いとその5年後の二部構成で人々の複雑に交錯する思いを描いていく。, 殿堂入りのドラマ。シナリオ本も購入。出てくる登場人物は人間らしく、自分の幸せのために生きている。暗い話に見られがちだけど、たくさんの輝きが散りばめられています。また観る回数を重ねるごとに、今まで理解できなかった部分・キャラクターに共感できるようになって面白いです。, 「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」はFODにて視聴することが出来ます!!2週間無料のお試しキャンペーンがありますので、この機会に是非お試しになってみてください!, 偶然出会った4人の30代男女。それぞれ訳ありな事情を抱える4人はたまたま出会い、カルテットを組んで、冬の軽井沢で共同生活を始める。しかし、その偶然の出会いには、大きな秘密が隠されていた。, めちゃ面白くて3日で見てしまった。4人の独特の雰囲気があって、なのに上手くかみ合ってるのがすごいそれぞの回で一人ひとりにドラマがあって、感動の連鎖。運命とか人との何気ない会話を大事にしようって思える!良かった〜, 『Mother』、『Woman』に続く坂元裕二脚本の3作目。何も持たない、すべてを失った少女・辻沢ハリカ(主演・広瀬すず)が真実の人間愛を見つける。事務員・林田亜乃音(田中裕子)の秘密を知ったりと、様々な葛藤のなか信じるひとを見つけ愛するひととともに生きるヒューマンドラマ。, とても楽しめた。テレビドラマより映画でまとめて観たいストーリーではあったが。小林聡美さんと阿部サダヲさんの宛書きてきな脚本はわたし的には好みではないが、二人の俳優として元々持っているキャラクターが好きな人の期待には応えただろう。愛すべき対象がいるってこと自体が人の生きる張り合い(生きる理由)になるよね。, 勘違いしてると思うんですけど、私別に川奈さんがキラキラしてるから嫌ってるんじゃないんです。バカなふりしてるから嫌いなんです。女はバカなふりするのがベストっていうの実践してるから嫌いなんです。信じてもないくせに得意料理は肉じゃがですって言わなきゃいけない宗教に入ってるから嫌いなんです。浮気はバレなきゃいいって言わなきゃいけない宗教に入ってるから嫌いなんです。彼氏に殴られても私のほうが悪いって思う宗教に入ってるから嫌いなんです。, 「浮気はやめて」とか、「嘘はやめて」とか、負けてる方は正しいことばっかり言って責めちゃうんだよ。正しいことしか言えなくなるんだよ。正しいことしか言えなくなると、自分がバカみたいに思えるんだよ。, 恋愛ってさ、衣食住の順番でくるの。恋愛は最初は着るものなの。で次に恋愛は食べるものになって、最後に住むものになるの。私もう着る恋愛はいらないの。恋は食べるの。恋って会ってる時間じゃなくて、会わない時間に生まれるものなんじゃないんですか?, 希望って、誰かのことを思うときに感じるんじゃないかなって。希望って、誰かに会いたくなること なんじゃないかなって, 人間って、明るい人なのか暗い人なのかとか性格とかそういうことでできているんじゃなくて、関係性みたいな。, 最後まで記事をご覧になってくださり、ありがとうございます!いかがだったでしょうか?「坂元裕二」さんの情報や作品、名言などをご紹介させていただきました!, 少しでも「坂元裕二」さんに興味を持って頂けたのなら、僕はとても嬉しいです(^^)/, 当ブログサイトでは、「坂元裕二」さんの作品に関する情報を男子大学生の目線でご紹介しておりますので、是非そちらもチェックしてみてください!, 最後までコラムを読んで下さり、ありがとうございます(^O^)【DraManet】で取り上げている様々なドラマは、こちらのサイトから見ることが出来ます!!( ゚Д゚)是非1度、無料体験してみてはいかがでしょうか?結構便利っすよ。, Follow @syuto1528 『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』には、本当に好き合っている2人が自分の感情を隠してみんなで鍋をするシーンで、「うわべばっか楽しそうなふりして。嘘ばっか」と爆弾を投げ込む小夏もいました。 B@Ú×ͱ¿ç, N©Éͯ½¢G{æ1Ê w¢¿Îñµ í¹È¨èàÌx Ò]̱§I. 脚本家・坂本裕二の手掛ける作品は、印象的なセリフや目を離せないストーリー展開で多くのドラマファンから支持を得ています。今回は『東京ラブストーリー』や『カルテット』などヒット作を次々に生み出す彼の作品から、おすすめのドラマを10選ご紹介します。 ?人を好きになる気持ちを知る全ての人に贈るラストを用意しています。一週間お待ち下さい。#いつ恋 pic.twitter.com/FSsosuhK2Q, 『Woman』に登場する栞は、父親の後妻として現れた紗千に自分以外の娘がいる事を知り孤独を感じます。そしてその感情をうまく処理しきれず、居場所がなくなる事を恐れ、主人公の夫を痴漢として仕立てあげてしまうのです。 いけないですが、どんな作品が. 坂元裕二脚本ドラマのヒット作品 坂元裕二と言えば、 『東京ラブストーリー』 が超絶ヒットしたことで有名ですね。 当時23歳くらいの人間が社会現象を起こすドラマを作るってただただ震えます(・_・;)。 坂元裕二脚本ドラマのヒット作品 坂元裕二と言えば、 『東京ラブストーリー』 が超絶ヒットしたことで有名ですね。 当時23歳くらいの人間が社会現象を起こすドラマを作るってただただ震えます(・_・;)。 フジロック参戦9年目 坂元 裕二; プロフィール; 誕生日 1967年 5月12日(53歳)出身地: 日本 大阪府: 主な作品; テレビドラマ 『東京ラブストーリー』 『二十歳の約束』 『ラストクリスマス』 『西遊記』 『わたしたちの教科書』 『猟奇的な彼女』 『Mother』 『それでも、生きてゆく』 『最高の離婚』 『カルテット』では単なるあるある話かと当初は思われていた“からあげにレモンをかけるかかけないか問題”が、のちに主人公・真紀が夫につかれていた小さな「嘘」を知るシーンに繋がり、そして家森が実はその話を真紀の夫から聞いていたという、更なる「嘘」のエピソードへと繋がっていきます。 作品を見たい場合は舞台を見に行かないと. 名言だらけの名作ドラマ、坂元裕二『いつ恋』を観て アイキャッチは8話の練が引越し屋さんに戻って弁当を食べるシーン。� 練(高良健吾)が柿谷運送に戻ってきて、この3人で烏龍茶を飲むシーンがグッときすぎて大好きなのだ。 新作が発表される度に話題となるのには、一体どのような理由があるのでしょうか?以下6つの魅力から紐解いていきます。, 例えば『それでも、生きてゆく』を例にとってみましょう。満島ひかりが演じる双葉はセリフをつっかえる事が多く、そして途中で話す事をやめてしまったりします。流暢に話すのではない、想いが先にあるから言葉がそこに上手くついていかない、その感じが非常にリアルに表現されていました。 作品作りに進んで行くとのことです。 今後しばらくは坂元裕二さんの. ドラマ【最高の離婚】が気になるそこのあなた!あらすじや出演者(キャスト)、相関図やドラマの見どころ、動画視聴方法などを男子大学生が独自の観点で徹底紹介!... テレビドラマ【ロングバケーション(ロンバケ)】感動の名場面・名言をご紹介!あらすじやネタバレ・相関図なども!, 大学生が熱弁!【SUMMER NUDE】あらすじや相関図・名場面全て紹介!ドラマ出演者や動画視聴方法も!, 【姉ちゃんの恋人】登場人物ランキングベスト10!出演者/キャストは?相関図を徹底調査!, テレビドラマ【アンナチュラル】名場面・名シーンをご紹介!ご紹介!あらすじやネタバレ、相関図なども!, 「G線上のあなたと私」ロケ地巡りを男子大学生がしてみた。カラオケやメインロケ地は海老名?, ロケ地探訪!ドラマ【SUMMER NUDE(サマーヌード)】の撮影現場を徹底調査!. 坂元 裕二 (さかもとゆうじ). 大好きなカルチャーをピザみたいにあなたと半分こ. また、脚本を書く時に役者の声を想定し、自身でしゃべりながら書いているそうで……。そういった作業方法もリアルなセリフを生み出す理由の一つかもしれません。, 坂元作品のドラマに登場する人物は、非常に演技力のある役者が起用されるのも特徴です。間の取り方や言い淀む感じ、そういった見せかけだけではないリアルさを出す事は容易ではないはずです。それぞれの力量と、呼応しあう演技の化学反応が受け手である視聴者に届くよう、実力のある方々がキャスティングされていると考えられますね。 「月曜の夜は街から女性が消えた」と言われるほどの人気を誇っていた『東京ラブストーリー(1991年)』をはじめ、『Mother(2010年)』、『Woman(2013年)』、『カルテット(2016年)』など、深みのある作風でこれまでヒット作を連発してきました。 脚本家・坂元裕二のドラマ作品一覧や小説本や名言集!プロフェッショナル NHK・プロフェッショナル・仕事の流儀 [2018年11月12日(月)]は、「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」と題し脚本家・坂元裕二さんの仕事の流儀が紹介されます。 Amazonでギャンビットの脚本家 坂元裕二 (-)。アマゾンならポイント還元本が多数。ギャンビット作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また脚本家 坂元裕二 (-)もアマゾン配送商品なら通常配送 … 今回は、そんな坂元裕二が脚本を務めたドラマからおすすめの作品を10選ご紹介します。, 中途採用で東京勤務の生活を始めた長尾完治(織田裕二)は、高校時代の親友で医大生の三上健一(江口洋介)、完治と三上の憧れの女性・関口さとみ(有森成美)とともに同窓会に参加します。そこに三上が偶然道でぶつかったことをきっかけに同窓会に誘った完治の同僚・赤名リカ(鈴木保奈美)も加わり、4人の交流が始まりました。リカに惹かれ始める完治ですが、さとみへの想いも断ち切れず、4人の恋愛感情は交錯していきます。, 柴門ふみのマンガが原作であり、月9やトレンディドラマの代名詞とも呼ばれる名作です。ドラマを見たことがない人でも、リカの「カンチ、セックスしよ!」というセリフは、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。2016年には、25年後の完治とリカを描いたマンガが発表されたことも話題になりました。, 音楽家としての夢をなかなか叶えられずにいた4人の男女、早乙女真紀(松たか子)、別府司(松田龍平)、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)はカラオケボックスで出会い、カルテットを結成します。軽井沢で共同生活を始めた彼らでしたが、実はそれぞれ別々の思惑を持って真紀に近づいたのでした。共同生活の中で真紀の人柄に惹かれ始める彼らでしたが、真紀には夫殺しの疑いがかかっていました。, 真紀に片思いをする別府、別府へ想いを寄せるすずめ、そんなすずめを好きになってしまう家森と、切ない恋愛模様が繰り広げられます。それぞれが抱える秘密や、誰が最後まで嘘をついているのかなど、次第に変化していくスリリングな展開から目が離せなくなります。演技派として名高い主要キャスト4名はもちろん、吉岡里帆の怪演も話題を集めました。, 幼い頃に母を亡くし、北海道の養父母のもとで生活する杉原音(有村架純)と、東京の運送会社で働く曽田練(高良健吾)。未来に希望を抱けずにいた2人は友人の仲條晴太(坂口健太郎)の北海道旅行をきっかけに出会いました。やがて東京へ出てきて夢を見つけた音は、練と互いに惹かれ合います。しかし福島の祖父の元へ帰省した練は突然、音の前から姿を消してしまうのでした。, 家族の死など辛い現実に直面することで人生を諦めていた若者たちが、大切な人との出会いをきっかけに、苦しみながらも人生を切り開いていく様子が描かれています。時折、王道月9とは一線を画したハードな面を垣間見せるストーリー設定が印象的です。しかしだからこそ、登場人物が幸せをつかみ取ることを心から願う視聴者の声も多かったよう。手島葵の歌う主題歌『明日への手紙』も、物語にぴったりだと話題になりました。, 大手飲食サービス会社に勤める田中たま子(真木ようこ)は、女性へのハラスメントが横行する職場に嫌気がさしたことで、退職を決意。高学歴だが融通の利かない新田結美(二階堂ふみ)と、男性社員からセクハラを受けていた川奈藍里(高畑充希)の元同僚2人など、男性に傷つけられてきた仲間たちとともに「ビストロ フー」をオープンします。男性社会を見返してやろうと元職場の近くに店を構えますが、度重なる嫌がらせと戦うことに…。, 男社会に立ち向かうことをテーマの一つに据えた女性応援ドラマですが、ライバル店のシェフ同士という立場なのに好意を寄せ合ってしまう門司誠人(東出昌大)とのロマンスにも注目です。高畑充希演じるぶりっ子キャラも彼女の演技の幅を物語っており、見応えがあります。, 濱崎光生(瑛太)は、東日本大震災の夜に一緒に歩いて帰った取引先の女性・結夏(尾野真千子)と結婚。しかし神経質な光生とがさつな性格の結夏は、喧嘩ばかりで気持ちが次第にすれ違っていきます。昔の恋人・上原灯里(真木よう子)との偶然の再会に浮き足立つのも束の間、光生は結夏から一方的に離婚届を提出されてしまうのでした。, ほぼ毎話繰り広げられる光生と結夏の夫婦喧嘩は、爆発する感情の熱量と、セリフ量やスピード感に驚かされます。お互い好きなのに素直になれず、すれ違いから起こる喧嘩の白熱ぶりは必見。性格が正反対な2組の夫婦によって、綺麗事ではない結婚のカタチが描かれており、すっかり一様ではなくなった昨今の結婚事情に切り込んでいると言えます。桑田佳祐によるエンディング曲にあわせて踊る、メインキャスト4名のセクシーなダンスも見逃せません。, 室蘭の大学で渡り鳥の研究をしていた鈴原奈緒(松雪泰子)は、突然の研究所の閉鎖によって、近隣の小学校で教師として働き始めます。子どもに苦手意識を抱いていた奈緒ですが、教え子の道木怜南(芦田愛菜)が酷い虐待を受けていることを知り、彼女を誘拐して母親になることを決意するのでした。, 「母性は女を狂わせる」がキャッチコピーの、社会派サスペンス作品。強い母性と愛情を持ち、怜を手放したくない奈緒と、2人を引き離そうとする周囲との息もつかせぬ攻防が展開されていきます。初回の、虐待を受けながらも実の母と離れることに涙を流す芦田愛菜の演技が話題を呼び、当時5歳だった彼女の名を世間にとどろかせた出世作となりました。, 2人の子を持つ青柳小春(満島ひかり)は、夫の青柳信(小栗旬)を事故で亡くし、シングルマザーとなりました。厳しい現実から小春は生活保護を申請しますが、そこに20年前に自分を捨てた実母の植杉紗千(田中裕子)が援助を申し出てきます。過去の遺恨から紗千に反発する小春でしたが、そんな矢先、小春に重い病気が発覚してしまいます。, 家族とは何か、命をかけて守りたいものとは何かについて考えさせられるヒューマンドラマです。愛しているのに子どもにきつく当たってしまったりといった苦悩が鮮烈に描かれており、子どもを持つ視聴者から、人ごとのようには感じられないとの声が多く挙がりました。民放ドラマ初主演作となった本作をきっかけに、満島ひかりは『それでも生きてゆく(2011年)』など多くの坂元裕二作品に出演することになります。, 自分のことを「ハズレ」と呼ぶ辻沢ハリカ(広瀬すず)は、清掃のバイトをしながらネットカフェで寝泊まりする生活を送っています。入院している男の子カノン(清水尋也)とのチャットアプリでのやり取りだけを楽しみにしている彼女は、カノンに外の世界のことを話してあげるのでした。そんなある日、幼少時代の祖母(倍賞美津子)との幸せな思い出がある町"柘"を訪れたことで、ハリカの忘れていた記憶が呼び覚まされ…。, 本作は『Mother』、『Woman』のスタッフが再集結して製作されています。ハリカとカノンの過去に紐づくキーフレーズでもある「大切な思い出って、支えになるし、お守りになるし居場所にもなる」というセリフには、多くの人が共感できるのではないでしょうか。これまで明るいヒロイン役のイメージが強かった広瀬すずが、陰を持った主人公を演じ、役づくりのために髪をバッサリと切ったことも話題になりました。, 松本梓(夏川結衣)と松本欧太郎(ユースケ・サンタマリア)の夫婦は、娘とともに郊外の住宅街にある一軒家で暮らし始めました。平凡で幸福な生活を思い描いていた松本家でしたが、医療用のマスクを被って生活する向かいの住人や、互いの生活を見張り合う不可解なルールなど、奇妙な出来事に違和感を覚え始めます。そして隣人・澤村数馬(北村一輝)がかつての浮気相手に瓜二つであることは、最も梓を動揺させるのでした。一家の暮らしの歯車は、次第に狂い始めます。, 奇妙な出来事の点と点がやがてつながり線となり、命を狙われる展開へと転がっていく、手に汗握るサスペンスホラーです。見どころは何と言っても、松本家に付きまとう北村一輝のサイコパスじみた演技でしょう。2004年に死去したいかりや長介が、事件の真相を追う元判事役として、最後に出演したドラマとなっています。, 大手スポーツ用品メーカーに勤める春木健次(織田裕二)は、海外出張で取引先の青井由季(矢田亜希子)と出会います。彼女に清楚な印象を抱いていた健次でしたが、やがて彼の隣に引っ越してきた由季の本性は、元レディースのヤンキーでした。反発し合いながらも、2人は徐々に距離を縮めていきます。, 『東京ラブストーリー』以来の織田裕二×坂元裕二のタッグ作品となった、月9らしい王道ラブストーリー。前半は元ヤンらしい奔放さで織田裕二と軽妙な掛け合いを行う由季ですが、持病の再発により健次への愛情と将来への不安で揺れ動きます。2面性を見事に演じた矢田亜希子の演技に注目するとともに、明るく始まった恋愛群像劇が感動のラストへと収束するシナリオの妙も楽しめる作品です。, 王道ラブストーリーから社会派作品まで幅広いシナリオを手掛けているにも関わらず、時代を超え、様々な形でドラマファンからの支持を集めている坂元裕二。ぜひ、脚本家にも注目しつつ素敵なドラマライフを楽しんでください。, var isViewed = false;$(window).on('load scroll', function() { add_class_in_scrolling($('.jsViewingTarget'));});function add_class_in_scrolling(target) { if(target.offset() == undefined) return; var winScroll = $(window).scrollTop(); var winHeight = $(window).height(); var scrollPos = winScroll + winHeight; if(target.offset().top < scrollPos && !isViewed) { console.log('viewing'); isViewed = true; ga('send', 'event', 'houkagosenki', 'viewing', 'https://note.mu/imazine/n/n0492a4376784'); }}, CuRAZY-cinema[クレイジーシネマ]は映画・ドラマに関するニュースや気になる情報・感想・評価・ネタバレや画像、動画を掲載しています。, 坂元裕二脚本の作品は、登場人物の印象的なセリフや目の離せないストーリー展開で、熱心なドラマファンに時代を超えて支持されています。「月曜の夜は街から女性が消えた」と言われるほどの人気を誇っていた『東京ラブストーリー(1991年)』をはじめ、『Mother(2010年)』、『Woman(2013年)』、『カルテット(2016年)』など、深みのある作風でこれまでヒット作を連発してきました。, 【2020年最新版】Netflixで観られる!骨太な海外ミステリードラマおすすめ14選. 少しでも「坂元裕二」さんに興味を持って頂けたのなら、僕はとても嬉しいです(^^)/ 当ブログサイトでは、「坂元裕二」さんの作品に関する情報を男子大学生の目線でご紹介しておりますので、是非そちらもチェックしてみてください! はじめまして、ドラマバカ大学生Syutoです。当ブログを訪問して頂きありがとうございます。 自分を乗り越えるのか. 脚本家。主な作品に「Mother」(第19回橋田賞受賞)「Woman」(いずれも日本テレビ系)、 「東京ラブストーリー」「わたしたちの教科書」(第26回向田邦子賞受賞)「それでも、生きてゆく」(芸術選奨新人賞) 「最高の離婚」(いずれもフジテレビ系)など。 人にはそれぞれに抱えている想いがある。そして人間の本質とは多面的で、白・黒とハッキリできる事だけではないグレーなものなのだ。そうした心のひだを出来るだけ多く繊細に表現する事で、登場人物の人生に寄り添う物語が生まれているのでしょう。 これを読んで坂元裕二が気になった方は2018年1月クールのドラマ、『anone』をいますぐチェックです!, 2018年1月10日から放送されるドラマ『anone(あのね)』で、広瀬すずが主演を務める事が明らかになりました。また、同作の脚本は坂元裕二が手がけるとのこと。この記事では、ドラマ『anone(あのね)』のキャストやスタッフ、あらすじを紹介します。. ・リッチマン、プアウーマン・アンサング・シンデレラ・コンフィデンスマンJP・のだめカンタービレ・好きな人がいること・私が恋愛できない理由・恋仲・いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう・ラジエーションハウス・最高の離婚・グッド・ドクター・HERO・踊る大捜査線・白い巨塔・結婚できない男・ガリレオ etc. 深い人間ドラマが見たい、お約束とは違うリアルな物語を堪能したい、そのような日にはぜひ脚本家の名前をチェックしてみて下さい。そこに「坂元裕二」とあれば、きっと満足が出来るはずです。 【DraManet】管理者のSyutoというものです。テレビドラマブログランキングに登録しています。下の画像のクリック数が投票数になるので応援して頂けたらとても嬉しいです!年内に上位3位にランクインしたいので、少しでもクリックして頂けたら嬉しいです!!, 出身は大阪府である坂元裕二さん。両親は自動車整備工場を経営する両親の元長男として生まれ、下に弟が2人います。高校は奈良育英高等学校というところに通い、卒業後はフリーターをしながら脚本家の道を目指しました。, 転機が訪れたのは19歳の頃。「第一回フジテレビヤングシナリオ大賞」というグランプリにおいて見事受賞を果たし、テレビ業界への道を歩みます。しかし、脚本家としての夢を追い続けた坂元裕二さんは、テレビ局のアシスタントの傍ら、脚本の腕を磨き続けました。, そして、1991年。社会現象を巻き起こしたテレビドラマ「東京ラブストーリー」を手掛け、脚本家・坂元裕二の名を世間に轟かせます。「月曜日の夜は町から女性たちが消えた」と言われるほどの社会現象をとなり、テレビドラマにおける「トレンディドラマ」というジャンルの旗手を担うことになりました。, その後は、「Mother」「最高の離婚」「カルテット」など数々の名作を世に放ち、脚本家としての立ち位置を確固たるものにしました。, 永尾完治を「カンチ」と呼ぶ同僚の赤名リカは、自由気ままに生き、まっすぐに恋をする。リカから想いを寄せられ、最初は戸惑っていたカンチもリカに惹かれるが、同郷の同級生である三上健一と関口さとみとの三角関係が絡み合い、恋は複雑に展開していく。, 現代はだらだら色々な人と繋がっているなと感じた。今の時代はとても便利だけど、携帯電話がないから、簡単に繋がれる時代じゃないからこそのラブストーリー。切ない!, 中国の明の時代に書かれた小説が原案の名作『西遊記』が2006年板として登場!孫悟空、三蔵法師、沙悟浄、猪八戒の個性的な仲間たちが、経典を持ち帰るために天竺を目指すという物語。, キャラものドラマや映画が好きになったきっかけ。よーくきけ!天国にいきてぇか地獄にいきてぇか!ホウキを如意棒にして振りわしてた記憶!あとこの年の27時間は伝説的に好きだった。, 母性とは何かを問うヒューマンサスペンス。臨時教師の鈴原奈緒は、虐待を受けている怜南を見過ごせず、事故死に見せかけ連れ去ってしまう。当時5歳の芦田愛菜の出世作になったドラマ。, 一話ごとに何が起きるのかハラハラドキドキ。二日間で見終えました。虐待を犯してしまったお母さんも最初は子供を愛していた「最初は」….。, ☆を何個つけても足りない。このドラマを見ていると、真面目に生きている人たちが好きだし、自分もそうなりたいと思う, 「それでも、生きてゆく」はFODにて視聴することが出来ます!!2週間無料のお試しキャンペーンがありますので、この機会に是非お試しになってみてください!, ・なんと!2週間もの無料お試しキャンペーン!!・期間内に解約すれば、一切お金はかかりません!実質タダ!!・FODでしか見ることができない オリジナル作品を配信中!!・ここでしか見られないフジテレビ作品が 5000本以上見放題!・120誌以上の雑誌も読み放題!, フジテレビの作品は、基本的にFODが独占しているので、登録すればフジテレビ作品見放題です!. そしてそのドラマの中に生きる登場人物たちの味わう影と光が、見るものの心に深く染み入り感動を呼ぶのではないでしょうか?, 魅力的な役者陣と秀逸なセリフ。そして時に喜劇でもあり、悲劇でもあるエピソード。幾重にも重なる坂元節が見る者の心を掴む理由がお分かり頂けたでしょうか。 脚本を手がけた主な作品としては、「Woman」(日本民間放送連盟賞最優秀)「東京ラブストーリー」「わたしたちの教科書」(向田賞)「それでも、生きてゆく」(芸術選奨新人賞)「最高の離婚」(日本民間放送連盟賞最優秀)等。 ドラマに興味のある方が、もっと好きになってくれることを願って運営していきます!, 【最高の離婚】が気になる方必見!ドラマの魅力や視聴方法を解説!あらすじや相関図も!. 『最高の離婚』においても、理屈っぽい光生と感情的な結夏の会話はかみ合っているようでかみ合っていない事が多々あります。そのズレが可笑しみでもあり、哀しみでもあるのです。, 『Mother』に登場するネグレクトをする親は一体どんな人物だったのか?ドラマの中でまるまる一つの話数を割いて丁寧に描写されていきました。 誰しもが隠し持つ人間の仄暗い感情をすくい上げ、逃げ場のない生々しさで提示をしてくれるので、視聴者は感情を大きく揺さぶられ目が離せません。, 長セリフの会話劇が坂元作品の特徴でもありますが、ただ長く独白し続けるだけではありません。小気味好くテンポを刻み、しかし次第にズレてゆく会話の面白さも魅力の一つです。 古くは『東京ラブストーリー』から、2018年1月期『anone』まで。質の高いドラマを数々生み出してきた脚本家・坂元裕二。なぜ彼の手がける作品群は観る者の心を掴むのか?その魅力に迫ります。, 1987年・フジテレビヤングシナリオ大賞を弱冠19歳で受賞し、脚本家デビュー。その後、23歳で大ヒットを記録した『東京ラブストーリー』の脚本を担当した事で有名になりました。 出来上がるのか、どうやって過去の. 町田、下北、学芸大学、三軒茶屋に由縁 僕は都内の大学に通う男子大学生で、これまでにドラマを計100本以上見てきたドラマバカです。 また、満島ひかり(『それでも、生きていく』のキャスティング時)のように、どうしてもこの人に演じてもらいたい!と考えた場合、オファーを断られても直談判に向かう事もあるそうです。そこまでするのも、この役にはこの人!と思う強い気持ちがあればこそではないでしょうか。, 【楽屋裏話】この画像を昨日初めて見たカルテットチーム、一生さん「なんか僕、ヒーローものっていうか戦隊ものの人みたい」龍平さん「なんか俺、電車のつり革につかまってる人みたい」#カルテット pic.twitter.com/zP5iZIF951, 何でも無いように放たれたセリフ、日常の一コマと思われる行動、そういった気にもとめないような出来事がのちに伏線として回収される事も多い坂元作品。 そんな僕は、「ドラマに関する情報や魅力を1人でも多くの方に伝えたい!」という思いでブログを立ち上げました。 また、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の第一話も、主人公二人の人物像を掘り下げてゆき、“この二人だから、こんな恋をする”という出会いを一時間かけて語りました。 コンスタントにフジテレビの連続ドラマを生み出しつつ、2010年に日本テレビの連続ドラマ『Mother』を手がけた事で再び話題に。SNSやコアなドラマファンの間でも注目される『最高の離婚』や『Woman』、『カルテット』なども坂元氏の仕事であり、今やヒットメーカーとしてその名を轟かせています。 そうとは感じさせない手法で伏線を張り、新たな事実を提示するという形で見事に回収する手腕に思わず唸ってしまいますね。その為こういった些細な出来事でも見逃せなくなり、ファンは繰り返し作品を楽しむ事になります。, 昨夜の月9「いつ恋」をご覧頂いた皆さんありがとうございます✨次週いよいよ最終回。音(有村架純)や練(高良健吾)たちに会えるのもこれが最後??? 古くは『東京ラブストーリー』から、2018年1月期『anone』まで。質の高いドラマを数々生み出してきた脚本家・坂元裕二。なぜ彼の手がける作品群は観る者の心を掴むのか?その魅力に迫 … 坂元裕二『いつ恋』 坂元裕二作品は、社会が抱えている歪みをエグいくらいに真正面から描き切る。今作においては経済的な格差だったり、介護にまつわるあれこれだったり、震災であったり。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); FAR EAST TEA COMPANYのCOOをやりながらこのブログを書いています。 またいずれドラマに戻ってきたときに